Enargetic 〜はじまりの唄〜


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各メンバーの所属事務所のロゴが目にも止まらない速さで流れてきて満を持してのグループロゴが大きく現れる瞬間、当時のワナブルとして彼らを応援していく事を決めた皆さんはどんな気持ちでご覧になっていたのでしょうか?(2017年に彼らにハマっていたら、私は涙と鼻水でエライ事になっている可能性大)

この記事を打ちながら改めてMVを見たんですが、これ新人アイドルのデビュー曲らしくないなと改めて感じました。

私はkpopアイドルはワナワンが入り口といっても過言ではないので、偉そうな口は叩けませんがこれからアイドルとして華々しく、多くの人々の関心を惹きつけていこうとしてる新人にしては若干慎ましいというか、大人しいと言うか…むしろ2017年のKPOP界の縮図を見るとBurn It Up(활활)の方がインパクトを与えられたようにも感じます。

でも、彼らがそれぞれの道へ歩き出して間もなく4年が経とうとしている今、聴いてみるとはじまりの唄がEnergeticであるべきだったんだなと思う事が出来ました。

 

因みに、私がこの曲を知ったのはproduce48のポジション評価でこの曲が課題になったのが出会いです。


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この当時は原曲を知らなかったのですが、編曲が素敵だったし、ユリ(izoneのメインボーカル)の高音が素晴らしかったので原曲も是非聴いてみなければと思い、当時まだ11人の顔も名前も知らない(ダニエルだけは名前と顔が一致してたと思う)グループの曲をapple Musicで聴いたのがきっかけでした。

まず度肝を抜かされたのは…

 

 

 

 

 

 

 

 

前奏でした。(えっ)

 

 

皆さんはどうですか?

私はこの曲の前奏を聴くと今でも言いようのない懐かしさやほんの少しの悲しさが溢れてきて訳も無く涙が込み上げて来そうな感覚もあります。

不思議なのが当時、ワナワンをまだ知らなかったにも関わらず初めて聴いた瞬間そう感じたのです。ちょっと恥ずかしいのは初めて聴いたシチュエーションが地元のマルイでショッピング中で何の気も無しに再生したのを今でも覚えている事。(もっとファーストインプレッション大事にすれば良かったㅠㅠ)

この前奏のメロディーは曲の全体のベースメロディーとして最後まで奏でられ続けられ、このメロディーの上に11人のありのままの声が乗っかっているのが私はとても好きです。

一人一人の声がちゃんと聞こえて誰とも声が重ならないのが(ラストのジェファンとミニョンの高音パートは少し重なるけど)自己紹介となるデビュータイトル曲として打って付けの曲だったんだなと思いました。

MVが公開された時はWanna Oneというグループがこれからどんな歩みを歩んでいくのだろうというワクワクした気持ちがワナブルも、そして彼ら達にも溢れていました。ですが今改めて見ると、MVの最後に11人で綺麗な夏の空に沢山の希望と夢を託したあの姿が今は逆に眩く郷愁すら感じるのです。

区切りのあるグループだからこそ、心踊るはじまりの唄がいつか彼らとの別れの時を迎え送り出し、ふとした瞬間に彼らに会いたいというノスタルジーに変わった時、静寂さの中に次への飛躍を予感させるこの前奏がこの曲の真の姿として浮き彫りになったように感じます(もし、フイ達のチームがこれを計算して作業したなら天才通り越して恐ろしさすら感じる)

 

あれから4年の月日が間もなく経とうとしています。

彼らは各自の道を歩み始め、その過程で様々な困難や試練がありましたが11人が厳しい韓国の芸能界であの当時の誠実な姿勢を崩す事なく活動を続けてくれている事に感謝とリスペクトを禁じ得ません(クァンリンは中国ですが)

まぁ、私はこの4年を一緒にした訳ではないので本当に、ほんっっっっっとーーーーーーに偉そうな事は語れませんが、アーティストとして人間として確実に変化(進化?)しているけど、あの時となんら変わらない彼らでいてくれている事が嬉しいし、これからもそうであって欲しいと願うばかりです。

 

 

 

 

そして願わくば、この始まりの唄を11人で再び奏でられる安心で、穏やかな日がいち早く来ることを願わずにはいられません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Wanna One 데뷔 4주년 축하해 변함 없이 사랑해(デビュー4周年おめでとう ずっと愛してるよ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歪な(いびつ)な真珠-本章-

Barocco(バロッコバロック);: barocco, : baroque : baroque, : Barock)とは、16世紀末から17世紀初頭にかけイタリアローママントヴァヴェネツィアフィレンツェで誕生し、ヨーロッパの大部分へと急速に広まった美術・文化の様式。バロックという語は、ポルトガル語barroco(歪な真珠)から来ているとする説が有力である。(出典:wikipedia )

まず、このブログを始める時に最初に悩んだのはとてもシンプルな事でした。

 

このブログの名前(笑)

 

ジェファンを語るに当たってどんなキーワードが良いのだろうと結構考えたと思います。

正直、受けを狙った面白い題名にしようかとも思ってました。

そんな時、大学時代の西洋音楽史の授業で習ったバロック音楽の『バロック』の言葉の意味。

歪な真珠

この言葉はバロック時代の過剰な装飾を持つ建築を批判するための用語として18世紀に登場したらしいのです。

そして何故か私はこの言葉を思い出したと当時にプデュの事務所評価のジェファンを思い出しました


PRODUCE 101 season2 [1회] 신의 목소리 우승자ㅣ개인연습생 김재환 170407 EP.1

歌は文句なし。だけどダンスはレッスンを受けた事がない。所属事務所がない。(所属経験はあり)

他の練習生が綺麗に形が整えられた丸い美しいフォルム(にこれからなろうとしている)真珠だとすれば、ジェファンはあの当時、101人の中で唯一の歪な真珠だったのではないかと思ったのです。

個人練習生は勿論、彼以外の何人かが参加していたけどあくまでアイドルを夢見て、その夢を叶えるためのあらゆる準備をしてきた子達である。けれどそれに反してジェファンはバンドアイドルとしてデビューするために前の事務所で準備を重ね、数多くのボスキンやライブハウスで歌とギターの腕を磨いてきた人である。


김재환 버스킹 모음 영상 • Kim Jaehwan's pre-PD101 busking/singing compilation (Part 1)

デビューを夢見たのに事務所を退社し、(明確な理由は明かしていないと思うが、契約期間内でのデビューが出来ず更新が無かったのと思われる)ライブハウスや大学の舞台で歌いながら出た『神の声』でユンドヒョンをやぶって優勝するも、彼のファンからひんしゅくを買い業界から良い返事を貰えないまま過ごしていた彼に『神の声』の放送作家さんからプデュの話を貰い、取り敢えずミーティング(と言う名のオーディション)に行き、あれよこれよと言う間に参加が決まり...

もしかしたらこのプデュ参加に一番驚き、動揺や不安を押し隠していたのはジェファン本人に違いない。

慣れないダンスレッスンではいつも怒られてばかり


프로듀스101 2화 – 김재환 cut (PRODUCE 101 EP.02 – Kim Jae Hwan cut)

自分が本来目指していたジャンルの音楽ではないフィールドで比べられ、批判される事ほど辛いものは無かったと思う。

けれど、彼はその中でも決して腐らず、むしろ自分にできるベストなパフォーマンスを常に準備し、競争相手でもある練習生達を支え支えられながら次々とレジェンド級の舞台を仲間達と作り上げていくのです。


PRODUCE 101 season2 [단독/4회] ′여기는 완성형′ 이번 열차는 미안행~ㅣ슈퍼주니어 ♬Sorry, Sorry_2조 @그룹배틀 170428 EP.4


PRODUCE 101 season2 [단독/7회] "마음을 적신 감동의 무대" 니.나.노ㅣ아이오아이 ♬소나기 @포지션 평가 170519 EP.7


PRODUCE 101 season2 [단독/9회] '상위권 만렙이 모였다!'ㅣ국민의 아들 ♬NEVER @콘셉트 평가 170602 EP.9


PRODUCE 101 season2 [최종회] Hands on Me Final 데뷔 평가 무대 170616 EP.11

これをただ通して見ただけでもジェファンがこの期間、どれだけの熱量とたゆまぬ勤勉さで臨んでいたのかが伝わってきて込み上げるものがあります。

存在こそ、最初は過去に前例のない歪な存在だった彼がデビューグループのボーカルに彼なくして成り立たないと練習生、トレーナー、国プを認めさせる無限大の可能性を秘めた魅惑的な歪な真珠へと成長を遂げたのです。(ここまでくるともうバロックよりファムファタル的な要素が入ってくるような気がするのですが話逸れるのでやめときます)

 

そしてついにデビューを自らの力で勝ち取る事が出来ました(この呼ばれる瞬間、今もたまに見返してうるうるしている)


[김재환]팬들도 믿기지않았던 순간 그리고 계속 보고싶은 장면 (워너원 최종순발식)

と、ここまでを去年gyaoで期間限定配信で追った私の簡単な(でも長い)キムジェファン時系列でした。

次の更新する題材はまだ決めてませんが、ジェを始めとするワナワンメンバーにも触れていこうかと思います。

 

 

 

 

 

歪(いびつ)な真珠-序章-

このタイトルを見て、「あれっ?りうさん、キムジェファンは?K-POPは?」とびっくりされる方が多いのではと思います。まぁ、タイトルの由来は追々語りますね。実はキムジェファンを語る前にちょっとここまで来た経緯をまとめてみたくなってしまいました。長くなると思いますので、お時間ある方のみ良かったらお付き合い下さい。

 

正直言うと、私は長年韓国ドラマを数多く視聴してきたけどK-POPアイドルは微塵も興味を示してきませんでした。(ドラマostのCDは沢山買って聴いてた)それどころか、日本のアイドルすら魅力に感じた事がなく、ジャニーズアイドルや安室奈美恵さん等、時代のアイドル達のライブは愚かCDも買ったことがないヤツです(何とまぁ元も子もない)そしてここ数年に至ってはドラマも最新作を追えない程、自分仕事や自分で長年進めてる勉強などが忙しくなったので沢山の日本の若い人達がK-POPに騒ぎ始めた時も意外に冷めた気持ちで眺めていたと思います。

 

そんな日々の中で価値観を大きく変えたのが2018年でした。


[ENG sub] PRODUCE48 [최초공개] 프로듀스48_내꺼야(PICK ME) Performance 180615 EP.0

当時、仕事から帰宅してabematvの韓流ドラマチャンネルを夕食を準備しながらつけてたのですがドラマにも飽きてきて、チャンネルをランダムに回していて偶然発見したのがこの番組でした。

後にIZ*ONEを誕生させるこの番組を見ようと思った理由は主に

①音大出身という事もあり、トレーナー達がどんな表現の韓国語で練習生達を鼓舞するのか興味が湧いた。(韓国音楽業の専門用語も知りたかった。)

宮脇咲良松井珠理奈など、すでに日本でデビューしてるのになぜオーディション番組に(しかも韓国語も出来ないのに)出ているのか。

③練習生達よりもイスンギを始めとするトレーナー陣達が自分とほぼ同世代という事を知り、親近感を持った。

ざっとこんな感じでした。

番組自体は楽しく視聴したけど特に誰かに夢中になる事なく、abemaで再放送していれば暇潰しにと見続け、年明けの2019年、produceシリーズの新シーズンが始まりました。


PRODUCE X 101 [최초공개]프로듀스 X 101 ′_지마(X1-MA)′ Performance

ここで私はチョスンヨンという練習生に魅力を感じ、応援してついに彼はX1のメンバーとしてデビューしますが、ここではあまり多くは語らない事にします。(今回のブログの趣旨から大きくかけ離れるのでこの話題はまたの機会に。)

でも、番組終了後(つまりX1結成後)間も空かず投票操作疑惑でデビュータイトル曲を地上波音楽番組で披露できないまま、翌2020年の年明けにあっけなく解散させられてしまいました。

kpopに対して興味を持ち始め、推しを始めとするメンバーや知人のアイドル、アーティスト達にもアンテナを向け始めた頃だったのにその縁(えにし)と言う糸をブツっと切られた気持ちで、この気持ちをどこに持って行っていいのか分からなくなってしまいました。

折りしもコロナが対岸の火事ではなくなってきていた頃、なぜか私の脳裏にふとよぎったのは 

 

 

(あっ… そう言えばX1の先輩に当たるwanna oneの事、殆ど知らないな。)

 


Wanna One (워너원) - 에너제틱 (Energetic) MV

 

wanna oneの事で当時私が知っていたのは

 

-Energeticを歌ったグループだと言う事。

-日本で一時期活動していたNU'ESTのミニョンがメンバーに加わった事。

-解散後にセンターのカンダニエルが色々大変だった事。

 

たったこれだけでした。

正直、彼らに対して良い印象も悪い印象もないまさに『無』の状態。

取り敢えずメンバーの名前と顔だけでも一致できるようにメンバーの紹介動画を見始め、ダニエル、ミニョン、デフィ、ジフン、とYouTubeをランダムに再生し続けて遂に、遂にこの男の存在を知る事になるのです。


【wanna one】全てのメイン歌うますぎキムジェファン集めてみた(日本語字幕付)

 

プロデュース101S2の”歪(いびつ)な真珠”個人練習生・キムジェファンを…

 

(すみません、続きます。)